【クアラルンプールで工場見学】ロイヤルセランゴール(Royal Selangor)ビジターセンター
ピューター製品で有名らしいロイヤルセランゴール(Royal Selangor)の工場見学に行ってきました。工場の人達はみんな、面白くていい人達だったので、またいつか再訪したいなと思いました。
Royal Selangorとは
マレーシアで有名なピューター製品の企業です。
↑Royal Selangor製品
マレーシアのヨン・クーンという一人の華僑がハンドメイドのピューターメーカーを設立し、今では世界最大のピューターを製造する老舗ブランドとなっているそうです。食器類の他にもF1やモトGPトロフィーの制作等も行っています。今もなおハンドメイドの精神が受け継がれており、一つ一つの製品がとても丁寧に作られていました。
ツアーの申し込み方
クアラルンプールの主要なホテルには、無料でシャトルバスが来てくれるので、コンシェルジュに伝えると、シャトルバスの手配をしてくれます。
私はルネッサンスクアラルンプールに泊まったのですが、朝食前にここに行きたいということを伝えると手配してくれました。当日予約で一人だけだったのでツアー行けるかな?と不安だったのですが、それでも大丈夫でした。(実際は予約時に少しハプニングがあったのですが、話すと長くなりそうなので旅行記で今度書きます。)
ルネッサンスクアラルンプールの場合、ホテルの人が10時にバスを手配してくれて、見学もろもろ含めて、ホテルに帰ってきたのは14時ちょっと過ぎくらいでした。
ホテル~工場まで
10時にホテル入口のところまで、シャトルバスが迎えに来てくれていました。
車に乗ると、運転手のインド系のおじいちゃんから始めに自己紹介があった後、自分の名前と国籍を聞かれます。伝えると、おじいちゃんが国籍と人数をノートのメモにとっていました。日本からの人も結構来ているようでした。
英語が話せるかを聞かれ「話せないですヽ(・∀・)ノ」と伝えると、工場に着いた後、日本語を話すことができるツアーガイドさんを手配してくれました。このガイドさん、日本語すごい上手くて、かつ軽めに大阪弁が入っていて面白かったですw
車が出発する前に、ツアーのコースが選べるパンフレットを渡されこの中からどのコースにするか選んでね。どのコースを選んでも食事が含まれているよ。どれを選ぶかは君次第だよ~。と言われます。
コースは、
①平板を叩いて小皿を作るコース
②溶けた金属を型に流し込んだりしてアクセサリー的なものを作るコース
③ ①+②の合わせ技のコース
の③つから選ぶことができます。①→③になるにつれて、料金とツアー全体の時間が大きくなります。
出発して10分くらいに、決まったー?と聞かれます。今回は①の小皿を作るコース(80RMY(2200円くらい))にしました。
ホテルから工場までは車で20分くらいかかりました。
運転手のおじいちゃんが、車で向かう途中でこれが工科大(UTM KL)だよーとか警察学校だよーとかNAVYだよーとか軽く観光ガイドもしてくれました。警察学校はなんかイギリスっぽい感じのレンガの建物でかっこよかったです。
帰りの道は、他のホテルを経由したためか、割と普通の道だったのですが、行きの道はローカルな道を通りとても面白かったです。今までKLの都会の街並みしか見ていなかったので、マレーシアの人達の生活の様子が見れて外国感があって興味深かったです。
このおじいちゃんとフルーツの話でマレーシアはドリアンが有名だよねーという話になったのですが、おじいちゃんは今まで一度もドリアンを食べたことがないといっていてびっくりしました。東南アジアの人はみんなドリアン好きなのかな?と思ってたらそうでもないんですね~。よく考えたら日本人でも納豆嫌いな人たくさんいますしね。。。おじいちゃんは青りんごが好きらしいです。私もすきです!
そうこうしているうちに、工場につきました。
ツアーが終わったら、ホテルまで送っていくからここに○○時に戻って来てね。と言われます。
工場見学
おじいちゃんが手配してくれた、マレーシア系の日本語めちゃ上手いガイドさんが工場見学しながらガイドをしてくれます。最初に資料コーナー見学→工場見学という流れでした。
ツアーが始まって2分くらいした時、他の日本人の観光客もビジターセンターにちょうどきたらしくその人達と合流しながら、ロイヤルセランゴールセンターやマレーシアの歴史を学びます。
マレーシアのお金の歴史コーナーが面白かったです。マレーシアは昔、動物の形をした亀とかワニの形をした金属の塊をお金として使っていて、重くなるほど高かったそうです。
その後、コインツリーといって、木の幹にコインがなっているものをお金として使っていた時代もあったそうです。
↑コインツリー(写真はイスラム美術館で撮ったやつです。)
コインツリーからコインをポキッと折って使っていたそうです。この説明を聞いてる時、このお菓子が頭の中から離れてくれませんでした。
遠足の時にクラスに一人はこれを持ってきている子がいた思い出(´ー`)
なんか意外ともぎりにくいという記憶しか残っていないんですが、今は時代が進化してもぎりやすくなってるんですかねー?今度食べてみよ~。
話が脱線しましたが、コインツリーのコインをもぎりきった後に残る幹は、溶かしてまたコインツリーとして使っていたそうです。環境に優しい社会ですね。
一通り、歴史を勉強した後は工場に行って見学を行います。
ピュータ製品を使って、100って書かれたポカリ的な飲み物を飲み、熱電導度のすばらしさを体感するコーナーもありました。
工場は、シンデレラ城でガラス細工をしている人を囲って見学するみたいな感じで、ハンドメイドをしている人をツアーの人達でぞろぞろ囲みながら説明を受けるんですが、ピューター製品の模様ひとつひとつを丁寧にハンドメイドで制作している様子が見れてすごかったです。
↑工場の職人さんの手形
5年以上勤めたら、この工場に手形を残すことができるらしいです。モチベーションがあがりますね!
工場の外にあったビールジョッキ。世界で一番大きいビールジョッキとして登録されているそうです。
小皿作り体験
この後、小皿作り体験をします。小皿作り体験はバスの中で決めた①のツアーなので、お金を80RMY払います。この時、ランチのレシート的な券をくれました。
ガイドさんとはここでお別れして、次に小皿作り体験を教えてくれるスタッフの人がついてくれます。小皿を作る場所に向かうまでに、ここがランチを食べるレストランだよーとか、今日のご飯はナシ・レマの予定だけど大丈夫?とか聞かれます。(私は大丈夫と答えてしまったのでわかりませんが、確認してくれるということは、苦手だったりアレルギー等ある場合は違うメニューにしてくれるのかもしれません。)
小皿を作る部屋に入って、まずは金属の板に自分の名前を刻みます。
その後、木の型みたいなものに開板を載せてハンマーでたたきながら小皿を作っていきます。意外と自分には難しかったです。
工場見学したときは、へー職人さんすごいなー!くらいだったのですが、この体験をしたら、職人さんのすごさが一段と実感することができました。
無心でお皿を叩いて完成!
この小皿でコーラ飲も~!と思ってたら、教えてくれたスタッフにこれでJAPANESE SAKEを飲むんだよー!って言われましたw
これ作ったあと、このサイズの小皿を活用するの難しいなーと思ってたのですが、鍋の〆雑炊のための卵を溶いたり、冷凍ご飯をするためにラップを一時的に置く土台となったり意外と生活の中で役立ってくれています。
ランチ
ランチのために、先ほどスタッフの人が教えてくれたカフェに向かいます。
レシートを見せると、スタッフがナシレマとアイスティーを用意してくれました。
初めてのナシレマ。おいしかったです。ピリ辛すぎて、アイスティーを一瞬で消費してしまったため、追加で3リンギットか5リンギットくらい払ってコカ・コーラを注文しました。
このカフェは社員の人も来てご飯たべてました。
ご飯を食べた後は、軽くショップを見学しホテルへ帰宅。
まとめ
外国の工場見学、個人的に結構楽しかったです。ロイヤルセランゴールセンターの方々はみんな、フレンドリーでとても親切でした。今回は小皿体験でしたが、今度は鋳造でアクセサリー作る体験にもまた行きたいな~と思いました。